Ellen labelsは猥雑なレーベルである。
名古屋を中心に活動するノイジシャン武藤宏之により立ち上げられたEllen labelsは、元々武藤が行っていたライブ企画[ohp series]に端を発するものであった。
「より雑多に面白いものを発信する」をコンセプトに企画を行っていたが、2010年末、その意を引き継ぎレーベル化することを決意。
以前以後の企画を全てEllen labelsのものとして統一する。
Noise/Experimental/Grindcore/Improvisation等の音楽はEllen labelsにとっては「例えば」であって、因子でしかない。
寧ろ堰を切ったように押し寄せる演奏者の感情こそが柱であり、レーベルの中枢を担っている。
昨今、どれだけ過激であっても前衛的であっても、音楽は日常であり、現実の一部。
非日常をライブに求めることは終わっているのかもしれない。
それでも敢えてEllen labelsは「非日常」であることに特化していく。
そんなライブ企画やリリースを猥雑に続けていく。
人と人が織り成す異形の音楽は鳴り止まない。